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注意、危険 |
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- 誕生花の写真
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- 誕生花の事典
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- 学術的説明
- キョウチクトウ(夾竹桃、Nerium indicum)とはインド原産のキョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑低木もしくは常緑小高木である。
- 和名
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キョウチクトウ(夾竹桃)
- 英名
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Oleander
- 誕生花の特徴
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特徴・歴史・用途・小話・雑学など
キョウチクトウ(夾竹桃)は葉がタケに似ていること、花がモモに似ていることからこの名がついた(シノニムN. oleander L. var. indicum (Mill.) O.Deg. et Greenwell)。
葉は長楕円形で両端がとがった形。やや薄くて固い。葉の裏面には細かいくぼみがあり、気孔はその内側に開く。花はおよそ6月より残暑の頃である9月まで開花する。花弁は基部が筒状、その先端で平らに開いて五弁に分かれ、それぞれがややプロペラ状に曲がる。日本では適切な花粉媒介者がいなかったり挿し木で繁殖したクローンばかりということもあって受粉に成功して果実が実ることはあまりないが、ごくまれに果実が実る。果実は細長いツノ状で熟すると縦に割れ、中からは長い褐色の綿毛を持った種子が出てくる。ピンク、黄色、白など多数の園芸品種があり、八重咲き種もある。
乾燥や大気汚染に強いため街路樹などに利用される。神奈川県川崎市では、長年の公害で他の樹木が衰えたり枯死したりする中でキョウチクトウだけはよく耐えて生育したため、現在に至るまで同市の緑化樹として広く植栽されている。高速道路沿いにもよく見られる。さらに広島市では原爆で75年間草木も生えないといわれた被爆焼土にいち早く咲いた花と言われ、原爆からの復興のシンボルとして広島市の花にもなっている。またベスト電器広島本店で平成19年2月に当時の駐在役員の指示で、見栄えが悪いという理由で、店舗外周に植えられていたキョウチクトウを伐採したところ、その怨念で業績が悪化し、翌年の平成20年2月11日に店舗が閉鎖、ビックカメラに明け渡すという都市伝説も生んだ。
キョウチクトウは優れた園芸植物ではあるが経口毒性があり、野外活動の際に調理に用いたり、家畜が食べたりしないよう注意が必要である。花、葉、枝、根、果実すべての部分に毒性がある。生木を燃した煙も毒。ただし腐葉土になれば毒性は無くなる。
中毒症状としては摂取した1時間後辺りに疝痛、下痢、頻脈、運動失調、食欲不振などがある。
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