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- 誕生花の写真
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- 誕生花の事典
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- 学術的説明
- パンジー(学名:Viola X wittrockiana、シノニム:Viola tricolor hortensis)はスミレ科スミレ属の園芸植物の1種。
- 和名
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パンジー
- 英名
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Pansy
- 誕生花の特徴
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特徴・歴史・用途・小話・雑学など
スミレもしくはサンシキスミレ(V. tricolor)から分化したものと考えられ、サンシキスミレの亜種Viola tricolor hortensisとされることがある。しかし、園芸上用いられる変種は交雑と交配が進んだものであり、学名をViola X wittrockianaとしてあらわしている。「パンジー」という名前は、このパンジーの他にもこれに似ている野生のスミレ属の花を指すときにも使われている。また、ハエドクソウ科ミゾホオズキ属のパンジーモンキーフラワーのように、全く関係のない植物も花の形や花弁の模様が似ているためパンジーと呼ばれることもある。小型のパンジーをビオラということもあるが。学名の「ビオラ」(ヴィオラ)はスミレ属のことである。
パンジーを低木や潅木の下に植えると、生物マルチのような、雑草を抑制する効果が得られる。
寒冷地では春に、暖かい地方では冬から開花が始まる。パンジーはしばしばアリッサム(Lobularia maritima)と混植される。これはこの組み合わせが色彩的に魅力的であると共に、同時に開花するためである。 パンジーはエディブル・フラワーとして食用にしたり、媒染剤で処理した織物を染めるために使われていたこともある。
パンジーは交配が進み、黄金色、オレンジ色、紫色、スミレ色、黒(濃青による)など多彩な色彩をもっている。パンジーは非常に丈夫な植物で、日当たりがいいところで、よく生長する。パンジーは秋蒔きの一年草であり、通常、ライフサイクルの完結には足掛け2年を要する。1年目に青葉を茂らせて冬を越し、2年目に花実をつけた後に枯死する。寒冷地では多年草だが、日本の多くの地域では夏の気候が暑すぎるため枯れてしまう。ほとんどの園芸家は、ホームセンターなどで苗の状態で購入し、庭に移植する。こぼれ種でも自然に増える。
花が人間の顔に似て、8月には深く思索にふけるかのように前に傾くところからフランス語の「思想」を意味する単語パンセ(pensee)にちなんでパンジーと名づけられた。このその由来のために、パンジーは長い間自由思想のシンボルだった。また、アメリカ非宗教組合の文学で用いられていた。パンジーは2世紀に渡って意図的に野草を掛け合わせて作られたことから、人道主義者たちもまたこのシンボルを好んだ。信教からの自由連盟(FFRF)はパンジーのシンボルを襟ピンや文学で広範囲に用いた。
エリザベス朝時代から現在にいたるまで、英語の「pansy」は女みたいな男、女々しい男、転じて男性同性愛者を意味し、男らしくない、勇気がないという意味で男性を侮辱するときの呼称としても使われる。"ponce" (「ヒモ」)という単語は「パンジー」から来ているが、現在で言う売春婦からせびりとる男という意味は元々は無かった。一方"poncey"は現在でも女みたいな奴という意味である。
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