日付 | 今日の花 | 花言葉 |
---|---|---|
19 | ![]() |
小さな幸せ、誠実、愛 |
|
- 誕生花の写真
-
- 誕生花の事典
-
- 学術的説明
- スミレ(菫)は、スミレ科スミレ属の植物の総称であるが、狭義には、Viola mandshuricaという種の和名である。スミレ属(Viola)は、スミレ科に含まれる属の一つ。スミレ、パンジー、ビオラ(ヴィオラ)など多くの種を含む。
- 和名
-
スミレ(菫)
- 英名
-
Violet
- 誕生花の特徴
-
特徴・歴史・用途・小話・雑学など
種名としてのスミレ(Viola mandshurica)は、道ばたで春に花を咲かせる野草である。深い紫色の花を咲かせる。
地下茎は太くて短く、多数の葉を根出状に出す。葉は根際から出て、少し長めの葉柄があって、少しやじり形っぽい先の丸い葉をつける。
花は独特の形で、ラッパのような形の花を横向きかやや斜め下向きにつける。5枚の花びらは大きさが同じでなく、下側の1枚が大きいので、花の形は左右対称になる。ラッパの管に当たるのは大きい花弁の奥が隆起したもので距(きょ)という。花茎は根際から出て、やや立ち上がり、てっぺんで下を向いて花のラッパの管の中程に上側から着く。
平地に普通で、山間部の道ばたから都会まで、都会ではコンクリートのひび割れ等からも顔を出す。
山菜としても利用されている。葉は天ぷらにしたり、茹でておひたしや和え物になり、花の部分は酢の物や椀ダネにする。ただし他のスミレ科植物、例えばパンジーやニオイスミレなど有毒なものがあるため注意が必要である。
「スミレ」の名はその花の形状が墨入れ(墨壺)を思わせることによる、という説を牧野富太郎が唱え、牧野の著名さもあって広く一般に流布しているが、定説とは言えない。
学名の種小名 mandshurica は満州のという意味である。本種の和名であるスミレは、このままだと属名や科名、さらには目名と紛らわしいので、スミレ愛好家は特に本種を指す場合、この名に由来するマンジュリカで呼ぶことがある。
外来種は、パンジーやビオラと呼ばれる園芸種が多い。種としてのスミレは東アジアにしか分布しないから、外国文学に出てくるスミレは別の種を指す。ヨーロッパではニオイスミレも普通に馴染まれている。
- 1月
- 2月
- 3月
- 4月
- 5月
- 6月
- 7月
- 8月
- 9月
- 10月
- 11月
- 12月