日付 | 今日の花 | 花言葉 |
---|---|---|
14 | ![]() |
飾らない心、素朴 |
|
- 誕生花の写真
-
- 誕生花の事典
-
- 学術的説明
- シンビジウム(Cymbidium)はラン科の植物。シンビデュームとも表記される。日本語では単に「シンビジウム」というときは、東南アジアに自生しているものを品種改良した洋ランに限定されるが、原義ではシュンラン属に分類される種の総称である。
- 和名
-
シュンラン(春蘭)、カンラン(寒蘭)
- 英名
-
Cymbidium
- 誕生花の特徴
-
特徴・歴史・用途・小話・雑学など
シュンラン属(Cymbidium)は、単子葉植物ラン科の植物の属である。多くの観賞用の種を含む。日本産のものはヘツカランを例外として他は地生ラン、つまり土壌に根を下ろして生活している。熱帯地方には着生植物になるものも多い。
偽球茎(バルブ)は球形から楕円形など、丸っぽく、株に比べて小さいのが普通。葉はとても細長いものが多数ついて、全体としてはイネ科の草のような感じになるものが多い。匍匐茎はほとんどなく、前の成長期に形成された偽球茎の下部の節から出た芽は、その茎のほとんど全体が偽球茎となり、株立ちになる。根は太くて長い。
中国では、非常に古い時代からこの属の植物を蘭と呼び、これを栽培し、鑑賞することが行われ、士大夫などの教養ある趣味とみなされてきた。この慣習は日本にも流入して、今日では東洋ランと呼ばれている園芸の分野を形成した。日本ではこの流れの中で日本産のシュンラン・カンランなども栽培されるようになった。東洋ランは大きく2つに分かれ、花を鑑賞するものを花物、葉を鑑賞するものを柄物という。
花物は中国のチュウゴクシュンラン(中国春蘭)とイッケイキュウカ(一茎九花)に始まり、日本ではシュンランとカンランに多くの品種がある。
柄物は中国では、ホウサイラン・コラン・メランなどの品種の葉変わりものを鑑賞することから始まる。これらはまとめて恵蘭と総称される。日本でもシュンランなどに多数の品種がある。
他方、熱帯性の豪華な花をつけるラン科植物がヨーロッパで栽培されるようになったものが洋ランである。この属の洋ランは属の学名の英語発音からシンビデューム(シンビジュームとも)と呼ばれる(本来のラテン語発音はキンビディウムに近い)。東南アジア原産の着生種を主体とする多くの種と、それらの交配による多数の園芸品種が作出されている。
シュンラン(春蘭、学名:Cymbidium goeringii) は、単子葉植物ラン科シュンラン属の蘭で、土壌中に根を広げる地生蘭の代表的なものでもある。名称の由来は春蘭で、春に咲くことから。
カンラン(寒蘭、Cymbidium kanran Makino)は、単子葉植物ラン科シュンラン属の蘭で、本州の紀伊半島から南の四国、九州、琉球列島にかけて分布するランである。地面に根を広げる、地生蘭である。
日本産のランの中では大柄なもののひとつで、よく育ったものは草丈が1m位にまでなる。茎は球形の偽球茎となる。匍匐茎はなく、株立ちになる。葉は細長く、やや堅く、上に向かって伸び、ゆるやかに曲がって、その先端はほぼ横を向く。葉は深緑で、つやがあり、表面も縁も滑らか。根は太く、長い。 春蘭との葉の違いは、葉先のギザギザの存在より、葉を透かして見ると樋の左右にある平行に走る濃い筋が有るか無いかで判別できる。
花は10月から1月頃までかけて咲く。カンランは寒の時期に咲くいわゆる寒蘭で、このことを指す。花茎は偽球茎の基部から伸びる。花茎は細くて堅く、葉を抜き出る。茎に沿って花を数輪~十数輪つける。花弁は細長く、先がとがる。外三弁はやや大きくて外に張り、内二弁はやや小柄。花色は変化に富み、普通は緑色に赤っぽい筋やぼかしが入る。赤っぽいものや黄色のものも知られる。唇弁は小振りで、白~黄色みを帯び、赤い小斑があるのが普通。
- 1月
- 2月
- 3月
- 4月
- 5月
- 6月
- 7月
- 8月
- 9月
- 10月
- 11月
- 12月